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TOPIC 馬鹿に思えること
 
Subject Re3: 馬鹿に思えること
Author イストラン [ 2399 to 耳かき ]  1/30/Thu/2003   

>イストランさんも、オミットされたといいながら、結構楽しんでおられはしませんでしたか? あれ。

 そうでしたね。しかしオミットされなかったらもっと楽しむこともできたかも。

>あそこで気になったのは、学統図です。全部は記憶していませんが、カスタネダの上にフッサールがあったのを覚えています。

 ほほーです。なるほどなるほど。それは形的に合ってる。

>できたら、文句のひとつもつけますよ。

 よろしくお願いします。

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Subject Re2: 馬鹿に思えること
Author イストラン [ 2398 to イストラン ]  1/30/Thu/2003   

 自分の心の琴線に触れたり、あるいは自分の体験にぴったりマッチすると想像したりして、それを他人の言から引っ張り出して自分の統一的世界観の中に組み入れるという作業、これがなかったら、いかなるテキスト的宗教共同体も存在しない。このような統一指向は、真理性をその内容に見ていると思っているが、そもそも真理性の裏側にこの統一指向自体が存在していて、この両者が相互に活性化しているのが実情ではないか。真理であるのはそれが真理であるばかりでなく、統一的なものへの視点という真理以外のものが加わっているということである。

 しかしテキストへの沈潜はこの真理性と対を為す統一化志向に釘を刺した。良い例は三枝充悳の仏教研究、荒井献のキリスト教研究で、彼らの言うことを聞いていると、そもそも一つの原的なテキストなどは存在しないという風になってくる。西洋語的文字通りに、いろんなものが「織り込まれた」テキスチュアーだということになる。

 我々はテキスト原理主義によって原理主義と正反対のものへ、非統一的世界観に連れ込まれる。これが20世紀宗教研究の成果たるポストモダンということになる。

 一方、馬鹿性というのは共通了解で落ち着くことに尽きる。それはこう言っていれば枠から外れることはない、というその枠を持っていて、要するに常識のことである。常識は、健康、目的、効果、力、その他のありとある「こう言っていれば枠から外れることはない」ということを、どんなにしてもふりほどくことはない。その理念の統一性は心性の底の底まで浸透していて、たとえどれほど常識はずれだと思いこんでいようと、この思い込みは新たな常識に自分がなるために奮励努力するような常識はずれなのである。

 テキスト原理主義は馬鹿性の持つ構想力の理念への統一運動が一瞬止まる経験に由来する。それはテキストがつまづいている、が即座に修正される瞬間に眼を凝らして、そこにこそ問題がうごめき、出される答えがその問題のレベルから逸脱する別のレベルでの修正だとするような、そういう視線を持つことから始める。

 以上が馬鹿性を乗り越えるテキスト原理主義のイメージ。

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Subject Re2: 馬鹿に思えること
Author 耳かき [ 2397 to イストラン ]  1/30/Thu/2003   


今日は寒いですね。熱燗ひっかけて寝るところです。
Fアリオンは楽しかったですね。正直に言えば、あきれて、除籍される前にやめたというのが大部分ですが、笑いをかみ殺していたという部分もあります。イストランさんも、オミットされたといいながら、結構楽しんでおられはしませんでしたか? あれ。
あそこで気になったのは、学統図です。全部は記憶していませんが、カスタネダの上にフッサールがあったのを覚えています。教祖さまは、どちらもご存知ない様子でしたが(うん、正直で、いい女性なんですよ)、その表に名前があるので会議室のかたわれをくれてやったという感じがしました。ボードリーダーからしてカスタネダを読んではいなかったですからね。(みんな正直でいい人たちだったなあ)
もちろん、カスタネダがフッサールの直接の弟子だったなんてことはないでしょうが、系統的にはその通りですね。現象学が人類学に影響を与えていたことは、その後知りました。ブレーンに博学な人がいたのでしょう。

ついでですが、カスタネダ的世界観はおもしろかったですよ。ああいうのバンバンやってください。楽しみにしています。できたら、文句のひとつもつけますよ。

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Subject Re2: 馬鹿に思えること
Author けた [ 2396 to イストラン ]  1/30/Wed/2003  無題 

沈潜ですか^^。
そうかもね^^。

沈没とぼくならいっちゃうううううう^^。

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Subject Re: 馬鹿に思えること
Author イストラン [ 2394 to イストラン ]  1/29/Wed/2003   

 有象無象の新興宗教団体ならびにそれ状のものは、多くは宗教妄想、文字通りの妄想患者が生み出したものである。

 典型的な言動はヤスパースの『精神病理学原論』に書いてあるように、幻覚のリアリティに負けて、それを体験と称し、あとは日常的に仕入れる知識をうまく組み合わせて脳が妄想する。しかし極端な言動を除けば、実につじつまがあったリアリティのある話をする場合がある。そこでこれを読んだ者たちが「こんなことは嘘八百で書けるはずがない」と間接的に妄想する。

 それは確かに嘘八百ではないのである、幻覚妄想なのだから。嘘八百というのはカスタネダにこそふさわしい。その嘘つきの話を巧妙に取り込もうとする例は後を絶たない。

 たとえば、かつてニフティのフォーラムにあったアリオンという漫画チックなところは、それだけで分析に値するものだった。この教祖はアリオンという宇宙の主宰神をコンタクトしていると称しているが、その中心的修行的教義を<自分を観る=自観>というふうにしている。表面上まともに見えるこのメソッドの正体は、教祖の多重人格体験に密着したアイデアであって、それはちょうどターミネーター2のラストで金属人間の顔が<裏側からめくれる>ようにして、第二の人格が、つまり彼女の言い分では宇宙の最高神であるアリオンが登場するという体験に基づいている。その体験描出が自観と名付けられているにすぎず、してみると信者は多重人格者の<体験にもとづく貴重な真理>に動機づけられた言葉を心酔しているということになる、客観的には。

 これは異常な体験が意味深な観念と合体した成功例かも知れない。しかし、所詮その程度なので、大した吟味もなく、カスタネダのドンファンをこのアリオンがかつて指導したことがあるなどと、しなくていい妄想作り話をしてしまう。

 同様の、いや同様ではないが、同じようにして、他のグルを取り込みたがる癖が馬鹿グルにはある。オウムの麻原のカスタネダへの言及、ドン・ミゲル・ルイスの剽窃、ダンテス・ダイジの言及などなど。

 では、馬鹿に陥らないためにはどうすればいいのか。それは徹底的にテキストに沈潜することである。それがなぜそうなのかを説明しなければ、こうは言えないが。

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Subject 馬鹿に思えること
Author イストラン [ 2390 new post ]  1/28/Tue/2003   

このPentlandという人も馬鹿かも知れないな。「知っていることについて書くのは相当に難しい」これは真実である。グルジェフやウスペンスキーの口真似をして、西洋文献は人間の完成にはほど遠いところをさまよっているというのは首肯しえるものがあるかも知れないにしても、「知らないことについて書いている」というならば、そもそもウスペンスキーだってろくに知りもしないことを書いていたということを徹底的に意識しなければ。彼は西洋文献がどうのこうのと言うほど自分が対象物にしているカントを読んでやしない。

 つまり恣意的なんだよな、言うことが。自分を棚に上げて何を言うか、このぼんくらどもは、という感じ。あれはあれ、それはそれ、これはこれ、という節度がない。味噌も糞もひっくるめて、西洋は〜とか、言ってる脳味噌はカットする。

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