「私は、無欠の意味をドンファンがどう教えてくれたか話して聞かせた。ある日、彼と私はかなり深い谷を歩いていた。すると、大きな岩が岩壁からはがれてものすごい勢いで谷底へ落ちていたのだ。私たちが歩いているところから2〜30ヤードのところだ岩が大きかったので、それが落ちるのはかなり印象的だった。ドンファンはその気をとらえて、ドライスティックなレッスンをしたのだ。彼は、私たちの運命を支配する力は私たちの外にあり、私たちの行動とか意思の働きとは何の関係もない、と言った。ときどき、その力が自分の道を歩く私たちを止め、ちょうど私がしたように、靴の紐を結びなおさせるためにかがませるのだ。私を止めることによって、その力は私たちに貴重な一瞬を与える。もしそのとき歩きつづけていたら、確実に岩の下敷きになって死んでいただろう。が、あるときは別の谷で、やはり靴の紐を結び直させ、そのときちょうどそこへ岩が落ちてくる。私たちを止めることにより、貴重な一瞬を取り上げるのだ。そのとき、歩き続けてれば、助かったのに、ということになる。ドンファンが言うには、私たちの運命を決定するそういう力がコントロールできないのだから、その谷での私の唯一の自由は、欠点無く靴紐を結びなおす以外にないのだ。」 わかりきっったことと取るか実践するかは個人的なもんだいです。でもとても好きなので、意見を。
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