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TOPIC JRE(Journal of Religious Ethics)
 
Subject 1 1973 Fall 宗教倫理における徳と義務に焦点をあてて[編集:7/28]
Author イストラン [ 3107 to イストラン ]  7/27/Sat/2003   

徳−義務論争
Frederick S. Carney

 現代の宗教倫理および道徳哲学の徳−義務論争で争点になっていたのは、この二つの概念の固有な性格づけと、それらが道徳経験に光を当てることがどの程度まで可能かということであった。四つのなじみ深い例を使って、徳言語と義務言語が典型的に指摘する事柄が確認される。アンスコムやグスタフソンが進めた主題に関わる提起が批判的に評価される。著者の結論では、宗教倫理はその主張と企図を全面的に明らかにするために、徳と義務の両概念の結合を要求するように見える、とのことである。



徳性の倫理として考えられる愛の倫理
William K. Frankena

 この論文は、することの倫理よりも在ることの倫理として厳密に解釈されたときに、愛の倫理がどのようなものになるかということを詳しく分析している。それが記述するのはそうした倫理の超倫理的構造であり、その構造に妥当な愛の特性を示唆する。著者はそのような倫理理論にとって生ずるいくつかの問題を指摘している。



徳性と義務の統合理論
Arthur J. Dyck

 現代道徳哲学は道徳的であるものと義務的であるものを等しくする傾向を持つ。従って、道徳的であるものからすべての徳を排除する傾向があるわけだが、それは、義務の感覚から義務を遂行する道徳的に良い性向とは別のものが徳だからである。このことは、人物について我々が賞賛する多くのことを、道徳哲学および道徳的生から排除するという結果をもたらす。この試論は、少なくとも二つの徳があることを論じる。それら二つは愛の形態であり、道徳的知覚と道徳的頑強さであり、それらは道徳的にしてかつ義務的である。著者はこれら二つの道徳的徳と伝統的神学の徳、信仰、希望、愛との関係を、またヒロイズムや聖性との関係を究明している。



[試論と応答]

宗教倫理における超道徳:仏教の場合
Joel J. Kupperman

 特に宗教倫理システムは道徳性以上のものから成っている。つまり、深刻な社会的圧力が見られる判断や、犯罪者における道徳的な罪の適合性より以上のものである。宗教倫理がさらに特別に要求するのは思考と欲求のコントロールおよび変容である。この超道徳的な要素は仏教に著しい。基本的にそれはサンガにおいて隆盛を見る。仏教の倫理は超道徳という概念によってのみ理解しうる。



物語としての自己:行為者の観点からの宗教と道徳
Stanley Hauerwas

 道徳哲学と宗教倫理を論理的に展開されうるものに制限するような、道徳性の制限された観点に反対しつつ、この試論が試みるのは道徳性の理解を道徳的生の志向性を説明できるようなやり方で拡げることである。宗教は、道徳的であることへ動機づけることを超えて、我々の道徳的行動に寄与するというのがその主張である。著者の論じるところによれば、宗教と倫理の関係を正しく理解しようとするならば、思考と行為の関係の正しい理解が本質的なものとなる。我々の道徳的生の完全な多様性にとって、「物語」と原理は独立の役割を持っている、というのが結論である。



非暴力的抵抗:信と冒険
James F. Childress

 この論文が分析するのは、実践家と理論家から、信と冒険という観点で見られた非暴力的抵抗と直接行動である。信の本性を究明した後、ガンディーやキングのような選ばれた人物が非暴力について主張したことに、いかにして信が光を当てるかを著者は示している。この分析は防御としてではなく、非暴力を理解する道として提起されており、その理解はさらなる議論の出発点として役立ち得る。



パウル・ティリッヒの超倫理
Glenn Graber

 ティリッヒは存在論的に基礎づけられた倫理の自己−理解理論を主張する。彼にとって倫理は神学へ論理的にも言語的にも結びついてはいない。それはある意味で認識論的に独立なものである。道徳的判断に関するティリッヒの事象分析は彼の他律的道徳性の批判と整合的ではないと言われている。ティリッヒは道徳性に関する他律的神的命令を拒否することにおいて、妥当な根拠を与えてはいない、というのが著者の結論である。


訳注:「ユダヤ的倫理と謙遜の徳」Ronald Green はこの要約集から漏れている。

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Subject JRE(Journal of Religious Ethics)
Author イストラン [ 3106 new post ]  7/27/Sat/2003   

宗教的倫理ジャーナル

http://www.fsu.edu/~religion/jre/archives.html

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