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| TOPIC | 『声と現象』2 指標の還元 |
| Subject | なぜ時間? |
| Author | イストラン [ 1799 to イストラン ] 1/27/Sat/2001 |
確かに私が私に意味を伝達する、などということは不要なことである。
しかしこの章はあまりにも多くのことを考えさせる。
精神がなぜ能動的志向でなくてはならないのか。というような根本的疑問は置いておいても、一体<生ける現在>などという時間概念がどうして出てくるのか。
とどのつまりは、記号とは指標作用のことであり、それはある種の外化なのであり、だから<生ける>現在にとっては<死>なのである、とか。
その生ける現在にとっては己に固有の領域が現実であるのではなく、想像であって、ただ想像の中でのみ純粋に意味らしきものと結びつくのである、とか。
次の章では「目的のなさ」というのが登場するようである。それは極めて面白い問題になりそうだ。私性の核心部分で目的性が消失するということ、これは全く自然な見解であるような気がする。